取引銘柄の紹介(穀物)2

通貨としての側面を併せ持つ「金」、デイトレーダーからも人気が高い「ガソリン」など、商品先物取引には色々な銘柄があります。ここではその銘柄を紹介していきます。商品先物取引を始める場合に詩文のトレード戦略や、スタイルを踏まえたうえで参考にしてもらえるとうれしいです。

 

小豆(あずき)

「小豆」の国内年間生産量は約6〜9万トンで、日本の北海道産が約80%のシェアを占めています。日本のほかに中国・タイ・カナダ・米国などでも生産されているのですが、生産統計を発表しているところがないため、正確な生産高は把握できていません。注意点としては「小豆」は天候に敏感なため、作物の生育状況は生育時の気温変化に大きく左右されていまいます。これまで「小豆」の生育には一定の日照時間が必要で、一般に5〜9 月(作付けから成熟期)の平均気温が18℃を下回れば平年以下、20℃以上なら平年作ないし豊作が見込まれると言われていたのですが、近年では品種改良により寒さに強く、収穫量の多い種が中心となってきたため、以前ほど天候による影響を受けなくなってきています。このような「小豆」の価格変動を予測するには、需給関係を理解することも大切となりますが、「小豆」の需要は比較的安定しているため、どちらかというと供給量の変化を把握することが重要かもしれません。主要産地である北海道の生産、中国からの輸入、主にこの2つに注目しましょう。また投機的売買の対象とされることも多く、市場の内部要因で動く場面があります。

 

「小豆」は穀物問屋や取引所を経由して、製餡(あん)などの食品加工業者や小売業者へと流通しています。生産地の問屋と消費地の問屋の間では、仲介業者を通して現物価格を決定する取引が行なわれています。この「小豆」は、先物市場においても歴史のある商品として各地の取引所で売買されていたのですが、現在では東京穀物商品取引所と関西商品取引所でしか取引が行なわれていないとう状態です。

粗糖(サトウキビ)

現在、世界全体で1億4,000万トン強の「砂糖」が生産されており、自国消費等を除いて国際的な自由市場に出回る割合は15〜20%です。この「砂糖」の原料であるサトウキビは高温多湿を好む亜熱帯植物で、主要生産地はブラジル・キューバなど中南米地域、およびインドなど南アジアからタイ・フィリピンなどの東南アジアとなります。サトウキビは植付けから刈り取りまで約1年半を要し、その後は毎年収穫可能ですが、糖度が低下するため3〜5年ごとに植え替えが必要となるため、生産調整が非常に難しくなっています。主要生産国はブラジル(約3,000万トン)やインド(約2,000万トン)なのですが、インドはほとんど自国で消費してしまうため、ブラジルの生産・輸出動向が最も注目されます。さらに、ブラジルではサトウキビの半分以上がアルコール燃料(バイオエタノール)に加工されて、石油価格上昇によって消費が促進されると予想されています。

 

「粗糖」の先物取引は、インターコンチネンタル取引所(ICE)と東京穀物商品取引所で行なわれています。NY市場には生産者・糖商・メーカー・商社などが幅広く参加しており、その価格が世界の指標となっています。 日本での「東京粗糖」先物価格は概ね「ICE粗糖」先物価格を反映して動いており、他にロンドン・パリの砂糖取引所で主にビート糖を原料とした白糖の取引が行なわれているのですが、「東京粗糖」先物価格にはそれほど大きな影響は与えていません。


注目サイト

手数料なしの宝石広場

最終更新日:2016/10/11